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女性必見・歴史を知り伊勢神宮を心の底から感じるための裏情報

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  • 最寄駅の近鉄鳥羽線 五十鈴川駅を降りて徒歩で30分、バスで10分。そこは日本最高の社格を誇る伊勢神宮だ。神秘的な光を放つ神木、境内の神聖な空気はあなたの心を癒してくれるだろう。

    実はこの伊勢神宮周辺は、女性たちの愛と涙の物語で彩られている。
    その歴史を知り、彼女たちの思いを感じること。同じ女性として、その歴史の延長線上に立ち、今自分がこうしてここにいることの感謝を述べに行くのが、お伊勢参りなのではないだろうか。

  • ヤマトタケルに草薙の剣を授けた倭姫

  • 五十鈴川駅を降り伊勢神宮とは反対方向に歩いて行くと、倭姫宮に着く。
    この宮で祀られる倭姫は、二代目の斎宮だ。斎宮とは伊勢の神のお世話係のようなもの、初潮が始まる前の皇女から選ばれた。
    倭姫は斎宮のしきたりに従い、一生独身を貫いた女性だ。幼いころから親や兄弟と離れただひたすら神のために仕えるのである。
    そんな倭姫には、有名な甥がいる。古代史の英雄として名高いヤマトタケルだ。
    ヤマトタケルは父親の命令で西日本の鎮圧に向かった。そして疲れ果てた体で大和に帰ってくると、今度は東国へ行くよう命じられる。
    絶望を抱きながら、伊勢にいるおばの倭姫を訪ねてくるのだ。そこで倭姫がヤマトタケルに授けたのが、三種の神器のひとつとして知られる「草薙の剣」である。伊勢から出ていくことのできない自分の代わりに大切な神宝を渡したのだ。
    しかしその後、ヤマトタケルは熱田神宮に草薙の剣を預けたために、伊吹山の神の毒気にあたり死んでしまう。
    有名な英雄のかげに、倭姫の想いが隠されていたのだ。

  • 弟を見送った大伯皇女

  • 壬申の乱で有名な天武天皇の有能な皇子に大津皇子という人がいる。
    天武天皇亡きあとは、藤原氏の天下となり天武派は抹殺されていくのだが、この人はその最初の犠牲者となった。
    同僚のウソの密告により謀反の罪をかけられ、死罪を言い渡された。その直前、大津皇子は密かに伊勢を訪れていたようなのだ。
    なぜ伊勢なのか。当時の伊勢斎宮は彼の同母姉である大伯皇女(おおたのひめみこ)であった。
    大津皇子がなぜ伊勢を目指したのかはわかっていない。しかし、伊勢を去る大津皇子を想い詠んだ歌が万葉集にある。
    「わが背子を 大和へ遣ると さ夜深けて 暁露に 吾が立ち濡れし」
    弟が殺されると分かっていながら、見送らなければいけない彼女の苦しさが伝わってくる。
    大津皇子はその後24歳の若さで処刑される。処刑を知って彼女が詠んだ歌も万葉集に残っている。
    大津皇子は二上山に埋葬される。最初は別の場所に埋葬されたが、その後何者かが二上山に墓所を改めたのだ。一説には、それは大伯皇女ではないかと言われている。

  • 伊勢神宮の内宮・外宮はともに女神だ。
    この国の歴史は女性の愛と涙に支えられ、見守られている。
    伊勢の空気は必ずあなたを癒し、自信と勇気を与えるだろう。